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おおくわがた幼虫の飼育法 〜おおくわがた(オオクワガタ)情報Web
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おおくわがた(オオクワガタ)幼虫の飼育法

おおくわがた幼虫を菌糸ビン(菌糸瓶)で育てるA


おおくわがた幼虫は幼虫期間中に1リットル前後の菌糸ビンを雄でだいたい2〜4本、雌でも1〜3本は必要とする。おおくわがたの幼虫をセットする場合はなるべく2令幼虫からにする。まったく新しい環境に移されると幼虫は体力を消耗する。菌糸ビン飼育の場合、他の飼育法を大きく違う点はキノコ菌に強力な再生能力があり、異物である幼虫を菌糸で包み込もうとすることである。このときに1令幼虫であると対処できずに死んでしまう場合がある。よって、2令幼虫から菌糸ビンに移すことが望ましい。

おおくわがた幼虫の主な餌となるおが粉の主成分であるリグニンやセルロースの分解には、有用微生物の働きが大きい。そのため、おおくわがた幼虫はまったく微生物のいない環境では、自らのまわりに糞を大量に排出し糞中の微生物により好環境維持と活性化をはかり、餌の消化を手助けしようとする。これらのおおくわがた幼虫の環境活性化行動も1令幼虫より2令幼虫の方が勝っている。幼虫の良好な成長のために好環境の維持活動が上手く達成されなかった場合は、拒食、餌に潜り込まないなどのアクシデントが発生する。菌糸ビンは人工的に高栄養に作られている点で添加物フレークと同様で幼虫が自然下で口にしているものと同一でないことが大きな原因のひとつである。この他にも、菌糸ビンを餌として受け付けない理由はいくつも考えられる。管理温度が高くなったり、ビン内面に水分がたまり、その水分が通気孔に付着し、通気を遮断し蒸れた状態になることがある。それまで使っていた菌糸ビンから新しい菌糸ビンにおおくわがた幼虫を入れ替えただけで、幼虫によっては餌を受け付けなくなり、成長が止まったり、死んでしまうこともある。これらの問題は、管理温度をさげたり、通気を確保したり、交換する際に菌糸ビンの内容や種類を同じものにしたりして対処する。

菌糸ビンで大型のおおくわがた生体を作出するするためには、菌糸ビン自体の質もさることながら、実は温度管理がとても重要なポイント。

菌糸ビンはキノコ菌とおが粉を良好状態に保つことで幼虫の餌として最大の効力を発揮する。いかに、菌糸ビンを管理するかがキーポイントである。おおくわがた幼虫の管理もまた、温度設定をどのようにするかが課題である。おおくわがたを飼育する場合、飼育温度が28℃を超えると幼虫が充分に成長しないまま、加令ホルモンが分泌され、脱皮をしてしまい大きな成虫には育たない。30〜33℃に温度が達すると死に至ることが多くなる。菌糸ビンもまた、保管温度が25℃を超えるとキノコの成長が早くなり、同時に木質の分解や劣化を早く招く。更に温度が高くなり、30℃を超えると菌糸は腐敗を始め、雑菌の巣になる。温度が低い場合には、高温になるよりも悪影響が少ないが、10〜15℃を下回るとおおくわがた幼虫は摂餌活動が少なくなり成長が止まってしまう。菌糸ビンだけの保管は3〜5℃に設定し凍らせなければ問題は少ない。2〜3ヶ月は劣化せずに良好な状態を保つことが出来る。しかし、おおくわがたの幼虫をセットした場合には、10℃以下では低すぎ、幼虫の成長の妨げになるので注意する。菌床で飼育する場合は、菌糸ビン、おおくわがたの幼虫の双方に最適な温度管理で飼育することがポイント。夏、冬では菌糸ビンの温度を変化させる。

先述のとおり、おおくわがた幼虫の菌糸ビン飼育では温度管理が重要となっている。菌糸ビンの温度管理について忘れてはいけないことは、菌糸ビン内部は外気温度より1〜3℃高くなるということ。よって、例えば飼育する温度を25℃に保つのであれば、外気温度を22〜23℃に保たなければならない。このような菌糸ビン自体の発熱も考慮すると、おおくわがた幼虫飼育に使用する菌糸ビンの容器はプラスチックよりも放熱の効率の良いガラス製のビンが好まれる。
菌糸ビンの保管期間は3〜5℃に保ち長期保管したとしても上限は2ヶ月を目安に使用する。



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