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おおくわがた幼虫の飼育法 〜おおくわがた(オオクワガタ)情報Web
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おおくわがた(オオクワガタ)幼虫の飼育法

おおくわがた幼虫を菌糸ビン(菌糸瓶)で育てるB


おおくわがたの幼虫を菌糸ビンにセットする時には、春先から初夏にかけて孵化した2令幼虫が良いとされる。菌糸ビンは非常にデリケートなため、他のカビ菌、雑菌が繁殖しやすい。そのため菌糸ビンのキノコ菌は内容物を守るため、白い菌糸膜で全体を包んでしまう。これにより菌糸ビンは白くなるが、この菌糸はおが粉の分解にも働き、密かにおが粉を包み込んでいく。菌糸ビンの使用時期はこの菌糸の成長具合、ビンの色の変化により判別する。あまりに真っ白で厚く菌糸のまいたものや、逆にまったく白くない菌糸のまわっていないものはあまり使用に適さない。程よく白く霜降り状に菌糸のまわった菌糸ビンに幼虫をセットする。

菌糸ビン色は成長と共に変化していく。霜降り状態からおが粉を真っ白な菌糸で包み込み徐々に層を形成する。この活発な菌糸活動で水が溜まる傾向にあり、表面は黄色く変色する。この頃までには幼虫はセットする。菌糸活動がピークを迎えるとともに色は変化をしていく。菌糸の勢いが弱くなっていくに従い、雑菌や水分過多によりオレンジ色や茶色になってくる。こうなると、これはおおくわがたの幼虫の餌として適さない。

おが粉を包み込んだ菌糸膜はスプーンなどで取り除き、幼虫の入る深さ2〜3cm、幅1〜2cmの穴をあける。このときに使用するスプーンは度数60℃前後のアルコールで消毒すると良い。

おおくわがた幼虫は他の異物が混入していないことを確認して慎重にビンに移す。他の飼育法では幼虫の糞や食痕を一緒に移すが菌糸ビン飼育では幼虫以外はビン内へ何も移さない。

ほとんどの幼虫は自力でスグ菌糸ビン内へ潜っていくがあまり潜らない場合は穴を大きめにし潜りやすくし、蓋を閉める。その後蓋はあまり頻繁に開けたりしないように注意。キノコ菌は特定の周波数の振動、音により成長が促される性質がある。よって菌糸ビンには余計な振動は与えないようにする。

菌糸ビンは本来キノコを育てるものなため、幼虫飼育中にキノコが出てくることがある。このキノコにより菌糸ビンの栄養価も減るので出来る限り取り除くようにする。しかし、掘り返してまでキノコを取るようなことはしない。1本の菌糸ビンは平均1〜4ヶ月は使用できる。菌床をたべたおおくわがた幼虫は菌糸ビンの側面に糞と食べかすによる、茶色く変色した跡を残すの、それと菌糸ビン内容量に対する比率でビン交換時期を決める。だいたい表面積の2/3位幼虫が食べたら新しい菌糸ビンを交換する。しかし、幼虫が菌糸ビンの中心部だけを食べ進んでいることもあるので注意。外見あまり変化がなくても3〜4ヶ月たったら交換してみる。

交換する際はセット時と同様に慎重に移動させる。菌糸ビン飼育では通常10〜12ヶ月で1化で成虫を得ることが多い。保管温度は冬場(12〜3月)では15〜20℃にキープ。夏場(4〜10月)では20〜25℃にキープする。特に夏場の温度上昇には注意する。25℃以上にはさせずに、22〜23℃をキープするよう温度管理をする。夏場はカビ発生の問題もある。発生したカビ量が少量であれば菌糸ビンの交換を早める。大量に発生した場合は菌糸ビンを交換したほうが良い。

菌糸ビンが古くなるとビンと菌床の間に水が溜まることがある。これも少量であれば問題はない。大量である場合はビンの通気量を増やしたり、一時的にビンを逆さにして水抜きを行う。

添加物フレークにも時折見られるキノコバエの発生は菌糸ビン飼育ではより見られる。わずかな隙間からでも入り込むこの小さなハエは通気孔のフィルターをしっかりして市販されているフィルターシールなどを用いて侵入できないようにする。菌糸ビンにキノコバエが入るとそこで累代繁殖をするので発生した菌糸ビンは取り替えた方が無難。

菌糸ビンで飼育したおおくわがたの幼虫は平均雄で17〜20g、雌で10g前後になり最大の雄幼虫では30gオーバーになることもある。あくまでも目安であるが、幼虫サイズが雄では20gを超えると70oオーバーの成虫になりやすく、雌では12gを超えると45〜47o程度の成虫になることがある。あくまで目安で、すべての幼虫にあてはまる訳ではない。

おおくわがたの幼虫が蛹室を作る特は通常はほとんど、水平に蛹室を作る。蛹室はほとんど菌糸ビンの壁に面して作られるが、ビンの保管場所が明るすぎたりすると稀に中央部に作ったりもする。蛹室にキノコが発生したり、水が溜まったりした場合は蛹に悪影響が出る前に菌糸ビンから取り出す。取り出した蛹は、ティッシュペーパーやキッチンタオルに水を含ませ、飼育ケースに移す。なるべく蛹室に近い卵型のくぼみを作って蛹を移す。移動は羽化した成虫のディンプル(凹み)や羽化不全などの原因になることもあるが、蛹室に起きたトラブルを放っておくと失敗することが多いのでトラブル発生時は1度取り出し様子をみる。羽化後〜1ヶ月の成虫は触り過ぎないよう注意する。





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